2015年4月14日火曜日

潜在能力について


既報になりますが、野田裕喜選手に続いて一美和成選手も特別指定選手として登録されました。

大津高校としては高体連の試合もあるしプリンスリーグもあるし、例年に増して全国制覇への期待感や選手にとっては使命感なんかも強い年度で、なかなかJリーグに絡んでくるまではタイミングやらコンディションを考えると簡単なことではないのかと思いますが、それでも出場機会は全くないわけではなく、いつか回ってくる可能性はじゅうぶんあるだろうと思います。野田選手がそれなりのパフォーマンスを既に見せている分、プレッシャーも感じるかもしれませんが、一美選手にも思いっきり練習でアピールして、チャンスをつかんで欲しいなと思います。

発表されたタイミングで、練習場で強化の飯田部長と会ったので改めて特別指定の仕組みについて聞いてみました。基本的にはクラブ側からの要請があり、未成年なので保護者も交えた4者の合意が前提。その上で書面をかわしてJリーグに申請して承認、という流れを経て登録、となります。

熊本の場合は選手獲得の資金も潤沢にあるわけではないし、野田選手にオファーを出しているのもそうですし、過去にビッグネームを獲得した時と同様、金額で競争しても負ける時は負けるので、いかに熱意を見せるかというのが大きなミッション。そういう意味で、地元の選手を積極的に見て声をかけておく、というのは大事なことですし、選手本人にとっても在学中からトレーニングに参加してチームの雰囲気を肌で感じたり、先輩も含めたプロと接することで「ここでやりたい」という気持ちが芽生えてきたりする効果はある。何より、高校より一段、あるいは数段上のレベルの中でもまれることは成長につながるし、それが特別指定という仕組みの最たる狙いでもあるわけです。

大学時代、サッカー部の先輩にかなりしごかれたのですが(笑)、その方はこういうことを言っていました。

「キャパを超える水を注がないとお前たちの容量もデカくならないだろ!」

要は、「できることばっかりやってちゃ成長せんだろ」ということで。
ウェイトトレーニングでも一旦筋繊維を破壊するから超回復で太くなるように、キャパを超える課題なり役割をこなさないと、入れ物は大きくなりませんよ、ということなわけですね。
かなりイヤイヤやっていたんで、大きくなりませんでしたけれど(笑)。

あと、これは小学生の頃ですが、学級委員に推薦されたことがある私は「やったことがないからやりません」と固辞したことがあります。当時は我ながら説得力のある理由ではないかと思ったけれど、この論理だといつまでたってもやらない。

結局、これもイヤイヤやったような気がするけど、役割とか能力とか仕事とか、外から与えられたり求められたりしないと自分では踏み越えられない場合が多い。ま、小学校の学級委員やったところで器が大きくなるなんてことはないんでしょうけど。

ちょっと話がそれますが、新卒で企業に入った人の中で「仕事が自分の適性に合わない」「この仕事では自分の能力や個性が発揮されない」という理由で離職する人が多いことを受けて、内田樹さんが『街場のメディア論』(光文社新書)という本の冒頭でこう書いています。

みなさんの中にもともと備わっている適性とか潜在能力があって、それにジャストフィットする職業を探す、という順番ではないんです。そうではなくて、まず仕事をする。仕事をしているうちに、自分の中にどんな適性や潜在能力があったのかが、だんだんわかってくる。そういうことの順序なんです。(中略)与えられた条件のもとで最高のパフォーマンスを発揮するように、自分自身の潜在能力を選択的に開花させること。(中略)「あなたの中に眠っているこれこれの能力を掘り起こして、開発してください」というふうに仕事の方がリクエストしてくるんです。(中略)その能力が必要とされたときにはじめて潜在能力は発動する。(中略)潜在能力が爆発的に開花するのは、自分のためというよりは、むしろ自分に向かって「この仕事をしてもらいたい」と懇請してくる他者の切迫だということです。

サッカー選手はサッカーが仕事なので、やり慣れてないポジションでやってくれと言われることもあるだろうし、いきなりレベルが数段上のグループにポン、と放り込まれて、そこでやらなきゃいけないこともある。内田さんの論で言えば、そういう時に 応えようとすることで能力が開く。実際、そうやって眠っていた能力を起こせた選手はプレーの幅が広がる、とか、プレースタイルが変わる、ということになるのでしょう。

ということで話を戻しますが、野田選手も一美選手も、言い方は悪いですがせっかくの特別指定をうまく利用して、ビッグになって欲しいなと思います。


で、私の方もそういうことを意識しなければなと、先ほど連絡をもらった仕事の件でちょっと渋ってしまったことを反省しつつ、潜在能力を開花させるためにもっかい連絡してお受けしようかと考えているところです。



2015年4月7日火曜日

カズさんのゴール


4月になりまして、もう今年も1/4が終了。早いですね。
リーグ戦の方は6節まで終了。1/7が終わったことになりますが6試合で勝ち点6というのはちょっと予想外に少ない。内容からいっても10くらいは取っておきたいところでした。
仮にこのペースで行くと42となり去年より10も少なく、順位で見ると20位東京Vの勝ち点です。これはかなり低い。
昨年は湘南と山形が走って3位と15pt離れていて、その分10位までが10差くらいの間に入ってましたが、今年の場合は上の方でもう少し潰し合ってくれるにしても、やはり60は超えていかないと6位以内に滑り込むのはかなり厳しいんじゃないかと思います。これからの挽回に期待します。


さて前節の大宮戦は16時からだったので、14時から横浜FC対磐田の試合を見てました。横浜の先制につながった小池選手ののクロスと2点目、ジュビロ小林選手の2ゴールと逆転ゴールまでの崩し、いずれも素晴らしかったのだけど、やっぱカズさんのゴール。小池選手がクロスを入れた瞬間に「あ、これ、入る」と思ったのですが、カズさんの合わせ方が素晴らしかった。ヘディングシュートそのものもですが、競る前の動き直しですね。いったんプルアウェイしてから入ってきてる。もう上手いとしか言いようがない。

このところこちらでの試合でも帯同することが少なくて、帯同してても出る時間が短かったり出なかったりとあったのだけど、これ今週はまた先発もあるんじゃないかと。

ゴールは見たいしミックスで話も聞きたい。けど、それはそれ。

しっかり3取って欲しいと思います。

95年頃、ヴェルディ在籍時に水前寺に来て、ブルガリアかどっかのチームとやった時の1枚。