2012年11月27日火曜日

大分の昇格に寄せて

プレーオフ2連勝した大分トリニータがJ1復帰を決めた。

選手、関係者、大分県民の皆さんにはおめでとうございますと言いたい。

しかし正直なところですね、上がって欲しくない。
という気持ちもありました。

理由は、まず1つには同じカテでやることによって大分からたくさんのサポーターの方が来てくれるし、それによって試合自体も(クオリティは別として)盛り上がるし。
こっちから乗り込むのも楽しいし。なんで、できればできるだけ同じカテでやりたい、という気持ちがあった。

もう1つは単純に、だから。

自分とこのやり方がまずくて大変なことになって、Jリーグから借金して運営して、
県民からの寄付で返済して、って、そういう悪しき前例を作ってしまった、とかいうことがまぁ、自分が抱く感情の表層にはあるのかなと思うんですが、
よく考えると実はそうではないみたいでね。

深層の部分で何が癪かと感じてたかっていうと、チームを上に上げるために、Jリーグに借りたお金を返すために、クラブが県民に募金をお願いしますと呼びかけて、その結果としてホントに1億円集まってしまうっていう大分県のポテンシャルがさ、隣の県民として癪だったんですね。

この件に関してはシーズン途中、ある企画の打診がありました。
昨年の東日本大震災の時に100人以上の書き手が寄稿して、「サッカーのチカラ」っていう電子書籍を作り、その売上の一部を寄付するという企画がありましたが、それと同じような形で有志が寄稿して電子書籍を作り、少しでもお金を集めて大分のクラブを支えたいという企画の依頼でした。

これを私は断った。

なぜならそれをせずとも、大分という地域にはお金を集めるだけの力があると思ったからだったのでした。

で、実際にそうなった。


なんだこれ。なんなんだ大分。
なんでそんな力があるんだ。


そりゃ歴史は違うよ。
日本一にだってなったクラブだよ。
ワールドカップだってあったよ。


同じカテゴリーになって、
追いついたと思ったのに、
全然追いついてないじゃん。


もちろん真似ちゃいけないところはあるし、
違うやり方で熊本はやっていかなきゃいけないと思う。

けど県民の熱とかエネルギーは、もっと見習わなきゃいけない。


それは伝える立場としてチーム、クラブを見ている自分にも言えることでした。


あそこに行きたい。
もう一回、同じ所に立ちたい。


ホント、そう思ってます。